プリウスPHVは、2019年5月のマイナーチェンジで5人乗りになったのがクローズアップされていますが、同時に急速充電関係もオプション扱いになっています。
そこで、このページではオプション扱いになった急速充電についてプリウスPHV52オーナーとしてのインプレを書いています。
2017年モデルでは、Sのみがオプション扱いで、Sナビパッケージでも標準装備されていました(GR SPORT含む)。
プリウスPHVの急速充電は必要?
私のマイチェン前のプリウスPHV52(2017年式)では急速充電用のインレットは標準装備(Sグレードのみオプション)だったのですが、マイチェン後には急速充電用のインレットが標準装備では無くなってしまい、装備するのに消費税抜きで70,000円のオプションになっています。
そんな急速充電インレットがプリウスPHVに付いているメリットなどを紹介していきます。
予算が許すなら有っても良いと思いますが、現状では要らない
個人的には、最近の「充電サポート新プランへの移行=大幅値上げ」を見ていると、要らないかと。
PHVは家での充電が可能なので、外での充電で凄く高くなった電気代を考えると、家での充電で快適に走れますので、長距離走行をした際は普通のハイブリッド車として使うのが宜しいかと。
なお、この記事を書いている(リライト含む)2023年4月現在、無料で使える急速充電スタンドが随分減ってきていますので、浮いたお金で美味しいものでも食べましょう。
ただし、もしご近所などに無料の充電スタンドがある場合、急速充電用のインレットしなかったりしますので、急速充電用のインレットが無いと、その恩恵は受けられません。
プリウスPHV52の場合、充電できなくても普通のプリウスとして快適に走ってくれるのですが、モータ駆動の時はエンジンの振動が無いので、より快適です。
急速充電インレットは被災を考えなければ無くても問題ない
プリウスPHV52は、ガソリン駆動でノーマルプリウスなみに走ることができるので、被災を考えなければ付いていなくても問題ないと思います。
急速充電は割高であり、現状の電気代の高騰を考えると、私が今から中古で買うなら、インレットの分だけ別な装備が充実している車を狙うと思います。
なお、急速充電インレットはメーカーオプションですので後付け出来ません。
プリウスPHV52での急速充電
プリウスPHVは、ほぼゼロの状態から充電する場合、急速充電ですと、およそ15分もあれば出来てしまいます。
ちなみに、上の画像は急速充電中のインパネの画像です(電源を切って、ドアを開けた時に表示されていました)。
何分かかるか出ていません。
上の画像は、プリウスPHV52を急速充電している時の急速充電スタンド側の画像です。
残り時間を見ると59分48秒になっていますが、これはアテになりません。
カラの状態から満充電(80%)までおよそ15分ですから、こんなに掛かるはずないです。
この時も実際には15分程度で充電完了しています。
急速充電の際には、残り時間表示はアテにならないのかも。
急速充電のもう一つのメリット
急速充電は、ごく短時間で8割まで充電できることは前の記事で書いた通りですが、急速充電をすると、近距離ではほとんど電池で走れてしまいますので、エンジンを回す事が減ります。
PHVに乗っている人は分かると思いますが、EV走行の方がエンジンを回して走るよりも静かですし、低速からフル加速も十分可能なので、急速充電をうまく使うと、より静かなドライブを楽しむことが出来るようになります。
エンジンがかかった時は騒音が気になるようになる人も多いと思いますので、やはり急速充電のインレットは予算が許すなら有った方が良いと思います。
災害時の急速充電のメリット
自分が被災する。
そんな事あまり考えたくないですが、プリウスPHV52は外部に電気を供給する事が可能。
エンジンを回して発電して、その電力を他に回す事ができるのですが、被災時は停電していないところで充電できればさらに便利に使うことが出来ます。
3.11を経験した人ならお分かりですが、ガソリンスタンドへの長い列…
首都圏でも結構出来ていました。
PHV52に急速充電インレットが付いていれば80%まで20分ほどで充電可能。
一方、急速充電インレットが付いていなければ満充電まで200Vで充電できたとしても約2時間20分掛かってしまいます。
被災を考えてプリウスPHVを選ぶなら急速充電インレットはあった方が良いと思います。
急速充電のデメリット
急速充電をすると、電気料金が高い
急速充電を有料ですると、電気料金がバカ高くなります。
なので、有料の急速充電を遣う必要があるのかというと、個人的には被災地でガソリンを使いたくない、あるいは、よりモーターでの走行を楽しみたいという時以外は殆どいらないと思います。
純粋な電気自動車であれば急速充電インレットがないとお話になりませんが、プリウスPHVはガソリン走行も可能なので、わざわざ急速充電インレットが無くても良いという人も多いと思います。
バッテリーの寿命が縮む?
急速充電のデメリットは、まず電池の寿命が短くなるといわれている事です。
これはよく知られていますが、やはり急速充電ですから、寿命が短くなるかもしれません。
ただ、具体的に寿命が短くなったという感じは私のプリウスPHVは今のところしていません(2022年1月現在)。
2022年1月現在に書いたプリウスPHV52の電費(2020.1~2021.12)でも書きましたが、むしろエアコンの使用率の方が電費に直結しています。
オプションだと高い
急速充電はオプション化されていますが、やはり結構高く感じると思います。
77000円(税込・2022年4月現在)もしますので。
急速充電時の始動トラブル
私自身、遭遇したこともありませんし、ネット検索しても見かけないのですが、取説には下記の該当箇所がありました。
こんな事になったら面倒ですね。
とくに、次の人が充電待ちしていたら厄介。
まとめ
急速充電用のインレットはオプション扱いになりました。
今まではSグレード以外レスオプションでしたが、今度は逆にオプションです。
でも、出先で充電したくなった時など、急速充電は便利ではありますが、充電費用の高騰と、オプションの価格を考えると無くても良いかと。
中古で狙うなら、差が縮まっているので、急速充電インレットが付いているものを狙うのも良いでしょう。
急速充電にはリスクもありますので、対応は出来るようにしておきましょう。
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